VIOLENT VIDEO INFO ARCHIVE

本拠は http://m4oism.org/xxx

プライベート・ソドミーニアック『嘆きの健康不良児』

#肉体について

誰でも身体に何らかの異常を抱えている物だと思いますが、
私は体の先端部分に大量の良性腫瘍ができるという奇病に冒
されており、耳朶にビー玉くらいの謎の腫れ物ができた時は
治療困難で病院を盥回しにされた挙句、藪掛かった医者の手
によって右耳の3分の1を失うことになった。それ事態はどう
でも良いことだが、手術後にホルマリンか何かに漬けられた
摘出された己の白い肉片を見せてもらった時は個人的な趣味
を満足させられたほどであり病苦が生み出した意外な副産物
というのも中々愉快な趣き富んでおり、売春行為で得られる
に近い陶酔を感じたものです。

この時、医者が小さな試験管のような物に入ったそれを言い
難そうに持って帰りますか?と尋ねてきた。咄嗟のことで要
らないと言ってしまったが、今となって惜しい気がしている。
恐らく肉体の一部を摘出した患者には皆そう言っているのか
も知れないが、死者の毛髪の一部を切り取り懐紙に包んで保
存するような行為にも似た、日本人のネクロフィリアックな
素質を多く含む死体観を垣間見た貴重な体験であった。

貴方も将来、身体の一部を外科院で摘出するような事があれ
ば担当医にねだって包んでもらうと良いだろう。眼球や肝臓、
ペニスやクリトリス、脳髄や心臓、果ては流れ出た胎児まで。

愛する伴侶などに先立たれた人も落ち込まず、その遺体を大
きな水槽に収めまるで水中花のようにその美しさを半永久的
に保存してみてはどうだろう。その際、防腐処理を怠ると取
り返しの付かない事態がおこる可能性があるので要注意。ガ
スが溜まり水槽が破裂したり、内臓を抜かずにおいたため臍
や肛門から出てきたり、挙句には目玉や糞が飛び出たり。こ
れは恐ろしいことですね。もっともその崩れてゆく肉体を眺
めながら悲嘆に暮れるのもまた一興なのですが、どのような
形にせよ死体損壊罪で捕まるかもしれません。

人体におけるフェティシズムの極みとしては、人間の顔の皮
を重ねたレザーフェイス、人間の頭髪で編まれた毛布、人骨
を削った燭台、などあげつらえば限が無くなるでしょう。し
かし、このような趣向を凝らした品を作るのは常に犯罪と隣
り合わせ。他者の素材を使わず、これらの物をを自給自足す
るという精神もまた大切なのでしょう。

#痛みについて

この耳の腫瘍によって味わった苦痛はこの先私が何年生き恥
を晒すのか分からないが、ちょっとの事では塗り変え難い記
録であった。今日まで生きて味わった身体的苦痛の中で上位
を占める物はすべてこれによってもたらされたと言ってもよ
い。大きく分けて以下の三つにまとめた。

一・右耳を起点に全身にまで届く熱、炎症によっておこる強
烈な虫歯痛に酷似した痺痛。とくに眠って寝返りをうった際、
腕が耳に直撃して失禁しそうになったのが印象的だった。
二・手術の前、筋肉に打たれた麻酔の注射。情け無いことに
私はこの注射で痛さのあまり失神してしまった。しかも失神
したのは手術怖さと勘違いした看護婦により、もう1発抗不
安剤を打たれ半泣きになった。感想としては畳針で腕を刺さ
れたような痛みと言った所か。
三・実際に手術台で執刀された手術。麻酔が効いているので
一や二のような鋭い痛みではないが、肉を切られる感覚・針
で縫われる感覚の伴なった鈍痛は、今まで味わったことの無
い種類の痛みで大変気持ち悪かった。

今では拷問のような責苦は行われる事は殆ど無いであろうが
将来、運良くそのような環境に立ち会える機会があるに備え、
上記の三つの痛みを参考に当てはめて遣り方を考察してみま
しょう。

痛みの瞬発力に関しては二のような物の方が過酷ではあるが
反面、脳を強く刺激してしまいそこから分泌されるモルヒネ
的な成分によって、こちらの望むような表情を覗えなくなる
場合があります。よって頻繁に行使するのは終盤まで控えて
おくべきだろう。

自白など相手の羞恥心などに強いるような場合、一のように
苦痛の振幅に緩急をつけ波を立たせると、分裂的な物から正
気を残した物までより理想的な声で鳴かせることが可能にな
るであろう。


不落の牙城を抜く事に悦を見出す向きには三を当てがってみ
ましょう、個人的に面白いと思うのは聴覚に訴える方法。か
つて積もった雪が屋根から落ちる音に一日中、脅え続けると
いう妙な体験をした事があり、音と言う物は想像以上に心を
揺さぶるのだと実感しこれを取り入れない手は無く、対象の
嫌う音を探し出し効果的に使えば色々と楽しめるだろう。

痛みを感じない人間が本当に存在するのかどうか分からない
が、次回は肉体的痛覚の無い及び感じない人間を責める方法
を深く考えてみたいと思います。

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